【看護必要度】「移乗」「寝返り」2024年改定

B項目は、ADL(活動能力)など患者の生活機能を評価する項目です。「寝返り」「移乗」も含まれる大切な評価要素ですが、2024年度改定では急性期一般入院料1においてB項目を重症度判定から除外する見直しがありました。ただし、評価自体は引き続き必要です。

寝返り

定義
仰臥位から左右いずれかの側臥位に移る動作で、一人で行えるかどうかを評価します 。

判断基準

  • 「できる」:何にもつかまらず、一人で寝返りできる(片側で可)。

  • 「何かにつかまればできる」:ベッド柵、バー等に掴まれば一人でできる。

  • 「できない」:介助がなければ寝返りできない。

留意点

  • 「何かにつかまればできる」と評価できるのは、あくまで「一人で行える状態」を環境整備によって整えた場合のみ。看護師が手を添えるような介助がある場合は「できない」と評価します

移乗

定義
「ベッド↔車椅子」、「ベッド↔ストレッチャー」、「車椅子↔ポータブルトイレ」など、乗り移る動作を評価します

判断基準

  • 「介助なし(自立)」:人格自身で移乗できる。這うなどの方法でも可能なら含む。

  • 「一部介助(見守り含む)」:看護師の見守りや体幹支えなど、一部介助が必要な場合。

  • 「全介助」:他者に抱えられるなど、全面的な介助が必要な場合。

介助の実施状況(実施あり/なし)も併せて評価される点に注意です

留意点

  • イージースライダー等補助具使用時は「全介助」と評価。

  • 例えば、自力で少し動ける部分があれば「一部介助」。

  • 医師により移乗制限がある場合は「全介助」に該当すると見なされます。

2024年改定の注目ポイント

  • 急性期一般入院料1では、重症度判定からB項目が除外されましたが、現場での評価やADLモニタリングは引き続き重要です

  • 寝返りや移乗といった評価は、具体的な条件と判断基準を踏まえ、評価者間で統一的に実施することが非常に重要となります

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